【ゲームレビュー】アバター:フロンティア・オブ・パンドラ【PS5】

今回は「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」という

オープンワールドゲームのレビュー記事になります。

 

発売してもうじき2ヶ月近く経つので今更買う人がいるのかという気もするが、

プレイしたものの評価を世に出しておきたいということで記事をアップしておく。

 

まずは点数から

55点

 

はっきり言えばやらなくてもいいレベルのゲーム。

詳しくはBADの方で書いているが、オープンワールドゲームとしての欠陥があるので、このジャンルが好きな人であればあるほどやらないほうが良いと思う。

 

【GOOD】

アバターの世界観をとても美しく表現出来ている。(映画観てないけど)

 

世界観と景色の美しさは素晴らしいの一言。

近づくと葉っぱが引っ込む植物とか、夜になるとネオンのように光る植物やコケ、

草食動物が駆け回る草原、紅葉しているような植物群etc...

そういったものと巡り合う楽しみがあるというのはオープンワールドでは大事な要素。

 

景色が非常に美しいのでイクランと呼ばれる翼竜で空を飛びまわるのは楽しい。

基地や砦を攻略すると人が作ったものが植物によって破壊され、

綺麗な自然に戻る描写なんかもよく出来てると思う。

 

①としたが②が出てこない…

 

【BAD】

 

オープンワールドゲームとして致命的な欠陥がある。

 

メインストーリーはあるものの、そこを気にせずに自由に探索をしたり、敵を倒して攻略出来るのがオープンワールドゲームの良いところであり魅力だと思っていて、それはこのゲームでも適用されている要素なのだが、自由に基地や砦を攻略することが可能にも関わらず、攻略済みの基地や砦をストーリー上攻略することになった場合に、敵が復活するという問題がある。

 

これは1回クリアした基地や砦を再度攻略出来るようにすることで、「詰み状態」を作らないための措置にあたるのでありがたい仕様にも思えるものの、そもそもクエストで使う場所はなんやかんや理由をつけて「攻略不可」にするべき話だなと思う。

 

これがまず考慮不足だと言えるのと、サブクエストで攻略することになる基地の場合は敵が復活しないので、サブクエストがクリアできなくなる

メインストーリーの場合は進行不能になるから救済措置があるが、サブクエストが詰まってもそれがないのは残念。

 

敵が復活することに気づいてからは自由に飛び回って見つけた基地や砦を攻略する気力が失せてしまった。結局ストーリーに沿って徐々に解放されるサブクエストを順番にこなし、先んじて攻略なんて絶対しないような遊び方を余儀なくされてしまった。

これはもはやオープンワールドゲームではない。

 

②やることが単調

FARCRYアバター版と呼ばれてるくらいなので、ひたすら敵の基地を攻略して解放していくだけのゲーム。単調にしないためにあれこれ無理やり攻略しようとすると①で

述べた通りの欠陥によりどこかで詰みが発生するおそれがあるので注意。

基地の解放手順は3種類くらいあるがそれ以外は全部一緒で飽きる。

 

③手動セーブが出来ない

オートセーブのみなのはだいぶしんどい。

自分で3つくらいセーブデータを作れるようにするべきだった。

 

④わかりやすそうで分かりづらい点が多い

エストで◯◯をしろという指示があった場合に何をすればいいのかがわからないとか、どこに行けばいいのかや、何を見つければ良いかが非常に分かりづらかったりもする。そういう細いイライラが積み重なる。素材集めもヒントは出るものの、そもそもそのヒントの場所どこなんだよとなってしまう。親切風で不親切なゲーム。

 

⑤細いバグやミスがある

これはまあUBIのゲームなので…といったところだが、字幕サイズがデフォルトは中と書いてあるにも関わらずゲームを起動する度に小に合うみたいなバグが一生残っている。

パッチが当たるまでは翼竜のカラーを変えられるのにゲームを起動すると、違う色になってるとかそういうバグもあった。他には誤訳みたいなのもあった。

 

また日本語は字幕しかないので吹き替えを期待している人は

がっかりするかもしれない。自分は字幕だけで平気だけど。

 

こんなところで美しい世界は一見の価値はあるが、それ以外は微妙かいまいち。

ストーリーもよくある感じで新鮮味はなかった。

クソゲーとは言わないが駄作ではある。